放射線性直腸炎/外部照射療法,副作用

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前立腺がん早期発見はPSA検診から。MRI,生検,骨シンチ,ホルモン療法,放射線療法,副作用,治療記録,体験記,闘病記

   

放射線治療後の副作用と経過

放射線治療後の副作用

40回の放射線療法の外部照射は週5日として8〜9週間、祭日もあるので順調に通っても2ヶ月強に及ぶ長い治療である。最初の1〜3週目は放射線の影響はほとんど感じられない。4〜6週目くらいになってくると、尿意を催すのが以前より早くなってきていることに気づく。最後の7〜9週目に入ると、明らかに以前と違う。2〜3時間に1回だったトイレが、1時間ごとにトイレに行きたくなるような感じだ。特に放射線治療前に300ccの水を前もって飲むので、30分もすると直ぐ行きたくなってしまう。そのようなことでトイレに行く回数が多くなることは間違いない。更に放射線の影響からか痔に似た症状が出てきた。朝のトイレではかなり痛くて辛いのでとうとう先生にお願いして軟膏を処方してもらった。この薬でかなり楽になったので助かった。その後、痔のような痛みの症状は放射線治療後3〜4ヶ月程度続いた。この痛みの症状が治まったと思ったら今度は下血が起きるようになった。トイレのあとウオッシュレットを使用し便器の中を見るとピンク色に染まっている。下血の量としては貧血を起こすような大量でもないが微量でもない。中間ぐらいの感じだ。そのためトイレの時間はなるべく短くするよう心がけている。下血時に特に痛みはない。トモセラピーの副作用アンケートを見るとそのような症状の人は相当数あり、下血や血便は長く続くようだ。それを見て自分だけではないので幾分は安心した。


このような放射線療法の副作用は治療が終了してからも続く。自宅にいるときはほとんど問題ないが、電車に乗ったり旅行に行ったりするときはトイレがあるかどうかに気を使うことになる。痔に似た症状や下血もなかなか治らない。個人差もあるのだろうが症状が良くなるのに3か月や半年、あるいは1年程度はかかりそうだ。一般的にはこれらの症状は治療後1〜3ヶ月後にピークになり、半年で和らぎ、1〜2年でほぼ消失するのが普通だということです。従ってある程度気の長いケアが必要です。

放射線性直腸炎の詳細については放射線性直腸炎のページをご覧ください。

放射線療法の副作用としては、排尿関係では頻尿、尿意切迫感、失禁、疼痛、血尿、排尿困難、尿閉などが、直腸関係では頻便、便意切迫感、便失禁、疼痛、下血、血便、粘液便、下痢、排便不快感、肛門痛、男性機能低下などの症状があります。

ホルモン療法の副作用

私の場合放射線療法の前、半年間はカソデックス薬を服用していました。ゾラデックス注射は最初から継続して放射線治療後も3年間続くことになります。各々の薬には副作用もあるのですが、心当たりのあるものを掲載してみます。

カソデックス薬の主な副作用としては、肝機能障害、白血球や血小板の減少、間質性肺炎、乳房のふくらみや痛み、勃起力の低下、ほてりや関節痛などが起こる場合があります

ゾラデックス注射の副作用としては、からだのほてり、肝機能異常、汗が出る、間質性肺炎、排尿障害、肝機能障害・糖尿病増悪、心不全、血栓塞栓症、骨の痛み、勃起力の低下、ほてり、しびれ、吐き気、食欲不振、乳房の痛み、頭痛などの症状があらわれたりします。また、注射針が太いことから注射部位反応 (出血、血腫、膿瘍、硬結、疼痛等)があらわれることもあります。

私が感じた副作用としては、「乳房のふくらみ」、「勃起力低下」、「からだのほてり」、「汗が出る」、などです。二つの薬に共通して「間質性肺炎」があります。以前、間質性肺炎を発病した身(現在も治療中)としてはこの薬は避けたいところですが、そんなことを言っていたら癌が進行してしまうので、使わないわけにはいかないのです。それを心配していたら飲む薬がなくなってしまいます。

その他に「手のこわばり」や「指のしびれ」「もものしびれ」「箸が持ちづらい」「小指にビリビリした神経痛が走る」「手指の内側にあかぎれ状の傷が突然できる」など色々あるのですがこの薬の副作用ではないかと疑っています。ホルモン療法を行ってから1〜2か月経って「右手にこわばり」を感じるようになりました。そのうち「右の小指がしびれる」ようになり、右手で箸がうまく持てなくなりました。以前担当のS病院 I Dr.にホルモン療法の副作用のことを聞きました。「カソデックスを飲みだして数か月経って手がこわばるようになったのですが、これは副作用でしょうか?」と質問しました。それに対してI Dr.は、「薬を飲みだしてそうなったのなら関係あるかもしれませんね」との答えでした。

そういえば一つだけホルモン療法(ホルモン療法は内分泌療法であり抗がん剤療法ではありません。)で良い方の副作用がありました。それは髪の毛が増えることです。以前は頭頂部が少し薄くなって気になっていました。今見ると地肌が見えていません。これはきっとホルモン療法の副作用なのだと思います。男性にも女性にもそれぞれ男性ホルモンと女性ホルモンがそれぞれ両方共分泌されています。通常は男性の場合男性ホルモンが優勢で、女性の場合は女性ホルモンが優勢なわけです。これがホルモン療法により男性ホルモンの働きが抑えられ、その分女性ホルモンが強くなって現れているのだと思います。乳房の女性化は困りますが、髪の毛が増えるのはいいですね。でもホルモン療法を止めれば勿論元に戻るわけですが。

ホルモン療法開始から1年余り経ち、カソデックス薬の服用は平成28年11月10日に終了しました。ゾラデックス注射はまだ継続中です。カソデックス薬を止めたせいか症状はだいぶよくなりました。しかし「両手のこわばり」が少しあります。箸は持てるようになりだいぶ改善しました。「右手の小指のしびれ」は少し残っています。「左手の人差し指と親指間に神経痛が走る」ことがあります。小さなことですがこれらを記録しておいて、原因を確かめることが出来ればと思っています。もしこのホームページをご覧の皆さんやご家族、お知り合いにも薬や治療の副作用と思われる症状があったら是非お知らせください。匿名で掲載させていただきます。このような情報は掲載することで共有できればと思います。→メール

たまに指にあかぎれ状の筋ができる。ホルモン療法の副作用かどうかはわからない。

放射線治療後の経過

平成28年11月22日
S病院 泌尿器科にて採血採尿は異常なし・ゾラディックス皮下注射
平成28年12月26日
北里大学病院 放射線科・泌尿器科診察 異常なし
平成29年2月14日
S病院 泌尿器科にて採血採尿は異常なし・ゾラディックス皮下注射
平成29年2月20日
北里大学病院 放射線科・泌尿器科診察 異常なし
平成29年5月9日
S病院 泌尿器科にて採血採尿は異常なし・ゾラディックス皮下注射
平成29年5月24日
北里大学病院 放射線科・泌尿器科診察 異常なし
平成29年8月8日
S病院 泌尿器科にて採血採尿・ゾラディックス皮下注射。血液検査でPSA0.008以下。尿検査に異常はなし。
平成29年8月23日
北里大学病院 放射線科・泌尿器科診察。下血に関しては両科の両先生とも地元病院での内視鏡検査をすすめられた。
平成29年11月1日
S病院 泌尿器科にて採血採尿・ゾラディックス皮下注射。血液検査結果はPSA0.008以下。下血のため内視鏡検査予定。
平成29年11月8〜10日
S病院消化器科にて大腸内視鏡検査実施。放射線性直腸炎と診断、大腸ポリープ切除で3日間入院。詳細はこちら
平成29年11月15日
北里大学病院 放射線科・泌尿器科診察 大腸内視鏡検査を報告もその他は異常なし 。詳細はこちら。   
平成29年11月22日
S病院 消化器内科診察 血液検査の結果 血色素量(ヘモグロビン Hb)が7.9で貧血の状態である。詳細はこちら
平成29年12月20日  
S病院 消化器内科診察 血液検査の結果 血色素量(ヘモグロビン Hb)が12.0で貧血は改善された。詳細はこちら
平成30年1月31日
S病院 泌尿器科で採血採尿・ゾラディックス皮下注射。血液検査でPSA0.008以下。放射線腸炎による下血は収まる。
平成30年2月28日
S病院 消化器内科診察予定   
平成30年4月25日
S病院 泌尿器科にて採血採尿・ゾラディックス皮下注射予定
平成30年5月23日
北里大学病院 放射線科・泌尿器科診察予定     


     

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